「ありがと。

そろそろ行こっか。」


そう言って出口に歩き出そうとしたときまで

普通だった。


例のことがおこったのは その直後だった。


急に手を捕まれ 何事か!?と反応する前に

すでに本棚に抑えつけられていたのである。


何が 引き金となったかは不明だが


どうやら彼のなんかのスイッチを押してしまったのだろうか。