「お!おはよ!」


オフィスにつくと あいつが昨日のことを忘れたかのように話しかけてきた。


「はよ。」


いつもは元気に返せてたんだけど、

ダメみたい。


でも、ドキドキしてるのは私だけ?


昨日のことは忘れてほしいってこと?


そんなことを思っていると


笹木の顔が耳元によっていた。


「資料室。来いよ。」


ドクン


耳元を手で覆う。