会社の地下にある。

少しほこり臭い資料室。


ある企画を任された私

岸本 みのり。と同期の

笹木 達也。

2人だけでそこにいた。


シーンとした部屋の中で

「なに?」


私は今 本棚に抑えつけられている。


一番奥の本棚の壁に抑えつけられ、手は

二つの手を束ねられ頭の上で一つの手にまとめられた。


こうすれば、女の私に逃げることは不可能となる。