ピンポーン


七海くんが勢いよくインターホンを鳴らす。


お母さんが出てるくるのかな?

それともお手伝いさん?


ドキドキする。


「あれ?いねーのかな?」


そう言いながら、呼び鈴のボタンを面白がって連打する七海くん。


「ちょ、やめなよ!」


『ガチャ……うるせーな、なんだよ』


「お、海翔!見舞いに来たから開けろよ」


『は?ったく…‥』