*******


そしてバレンタインデー当日


徹夜っす。おかし作りに不慣れな私は…何度も失敗し、ようやく完成。見た目はいーかんじでござんすが…味は…味見しすぎて何が何だかわからなくて…

とりあえず、可愛くラッピングし学校に持って来たものの…

里奈ちゃん喜んでくれるかな…

「おはよう湊!」

「里奈ちゃん!!」

「どーしたの?そのクマは!!
目の下やばいけど。そんでもって何かの負のオーラ。なんかあったの??」


「いえ。わたくし、里奈ちゃんのために、
頑張りました…味は保証できませんが、
よろしければお気持ちだけでもお受け取りいただけましたら幸いでございます。」


「ん?湊??あっ!え!私にチョコくれるの??湊ーーーー!もしかして徹夜??」


「かっちょ悪いんですが、いえーす。
もう限界でござんす…ピポパポパー

ジーーーーっ」


「湊…あんたはAIか!
ってツッコミ入れてる場合じゃない!めっちゃ嬉しい!やばい感激!!!!」


「里奈ちゃん!いや里奈ねえさん!!喜んでいただけただけで、ケアルダー!わたくし、復活でーありまーす!」