「…頭は壊れてません!!
廣田くんが一番嫌なことしてたと思う。
怖いとか、近寄らないでとか、
見た目だけで判断して、
失礼なことばっか言って…
本当は気がついてたのに。
廣田くんは優しい人だって…
なのに本当に失礼なことして、
申し訳ありませんでした!」
きっと廣田くんにとって一番嫌なこと。
美男子だから、ちょっとしたことで噂されて、
自分じゃないのにもう1人の自分が
いるみたいに。
勝手に廣田くんって人間を形作って楽しんで…
私も…同じことしてた。
「別に…それより
敬語…どうにかなんねぇのかよ。
イヤなんだけど」