ん?うわーーー!!廣田くん…
口に入れたときの顔、めちゃくちゃ幸せそーー
「そんなに美味しいですか?」
「これはすごい!
生クリームもソフトクリームも
アイスもいちごの甘酸っぱさをかき消さない、
濃厚かつ切れ味抜群。
これは歴代3位には入るな!」
ふふふ。
真剣に味わって、こんなにワクワクして、
なんか…かわいー
「…引いたろ今…」
「ちがいます!前にも言ったじゃないですか!
学校でいる廣田くんより、
今のその顔をしてる廣田くんが
好きだってこと」
…
…
え?
あっあの!!
廣田くん、顔が赤いんですけど!!
あれ?私なんか恥ずかしいこと言いましたかね。
やっやめてください!
こっちまで恥ずかしくなります!
恥ずかしいので、目線を下にやると、
パフェが入っていたグラスが空になっている。
え?もう食べ終えちゃった?
あっ私まだ半分残ってる。
やば。早く食べなきゃ溶けちゃう。
「溶けるぞ」
「わかってます!!」
「あっ!」
「え?」
「そのいちごくれ」
はぁーーー?私のいちご…
…
そんな見つめられても…
「どうぞ。食べていーですよ」
え?
廣田くんが口を開けている…
なっ…そのポーズはまさかの??
あーんってやつですか???
ヒョエええええー