「私とともだちになってくれませんか?」



自分で言っといて意味がわからない。

何言ってるの私



「ばっかじゃないの?なんであんたなんかと!」


ですよね…そうなりますよね…


「で、でも…私さつきさんのこともっと知りたい」


「ぷっ。やっぱお前って変なやつ」

私の隣にいる廣田くんはこの緊張感の中、笑う空気ではないことを承知な上で小さく笑った。

「あのね!!」


「あの…その!ほっとけないです!さつきさんのこと!死にたいぐらい辛い思いしてるのって、きっと死ぬより辛いですもん。そんな気持ちにさせた理由がなんなのかわからないけど、でも、その…辛いさつきさん嫌です。ほっとけないです!!
心から笑えるようになってほしい。」