にげろーーーーー!!!

ガシッ!腕が掴まれてる??

えっ。


振り向くと廣田くんが私の腕を掴んでいる。

ばっバレた!

ってバレても私のことなんかシカトするかと思ったのに…

なっなんで…


「こんな遅くまで何してんだよ?」

なっ!な!!

べっべつに!!
「べつに!いーじゃないですか!
まだ8時ですし!!」


なんでかわからないけど涙が出そうで…
廣田くんの顔見れないよ…

「…はぁ。ほら、送ってく。」


「べつにいーですから!!そんな遅くないし、1人で帰れます!」

断ってるのに、私の腕を引っ張る廣田くんの手を振り払った。