下駄箱に行くと、
廣田くんが地べたに座って棒キャンディを
舐めている…って

「…」

ぎやぁーーーーわ
またいたーーーー!!!

こっそり…こっそりと…
廣田くんに気付かれないように…
忍び足ー差し足ー…

とー!!!

「おい!何してんだ?」

びくっ…

バッバレターーー!!

いやだ私に声をかけているわけではない…はず。

周りを見渡しても、私しかいないんですが…


「なにキョロキョロしてんだよ!
あんた以外にいないだろ…」

ですよね…あはは

「えっと…どっどうされましたか??」

「三浦湊を待ってた」

はっはーーい????

「なっなぜ?ですか?」


「足、まだ辛いだろ?送ってく」
なっ何を言い出すんですか?

「私なら平気です。
ちんたら歩いたりするの好きなので」


「またあーだこーだ言ってると、
無理やり連れてくけどいーんだ?」

はっ!無理やりとは…
まさかお姫様だっこのことでありますか?

きょえー