席にはもう、里奈ねぇさんがいて、
近くなり、声をかけて来た。


「なになに?廣田くんと付き合っちゃった感じ???」


「ちがーーーう!」


「え?逆に不自然でしよ。手繋いでるんだし!」


「いやーーー。チガウのです!!!
昨日のことで廣田くんは責任を感じての行動のようです」


「なるほどねーーー。はっはぁーん」


「はっはぁーんじゃないですよ里奈ねえさん!!逆効果ですって!!」


「そぉ?常に廣田くんがそばにいれば、
湊が傷つけられる可能性は低いと思うけど??」


「そっそんな!!
自分の身は自分で守りますよ!!!」


「わかってないなー湊は。
女の陰湿さは、危険よーー?せっかくなんだし、廣田くんにトコトン守ってもらいなさい。私もその方が安心だし。ねっ」


なっなんですか?その満面の笑みは!!!
ニカッと効果音をつけたくなるような里奈ねえさんの微笑みは、どこか黒さを感じるんですけどーーーー