ドスッ
「いたーーーーーい!」
鈍い重たい音と、私の真っ赤な手…
そう簡単には板は割れないわけで…
まだ私の邪念が取れていないとういことで…
「はいもう一本!!!」
「おすっ!!」
よし、次こそ、
てぃやーーーーーーはっ!!
ドスッ。
「イターーーーーー」
修行がたりません…ううう。
近くで体育座りをして見てくれている真田くんが、若干呆れ気味に見ているのがわかる。
もう20回ぐらいやっているけど、
割れない…
「はぁ。もう無理です」
「こら!弱音を吐くな!割れるまでやれーーー」
空手部のコーチは、やはり厳しいわけで、
中途半端な状況はアウトなのだ…
って。あぎゃーーーーーー
バタン
!!!いたすぎでありますーーーー