「は?
スイーツ男子?
…
俺が甘党とかキモいだろ?
あのさ、
だけど、三浦湊と話せてよかったってのは、
話は別だから。
あんた今疑ったろ?」
はっ!バレていましたか…
「すっすみません」
「まぁいーや。
もう外暗いし、取りあえず帰るぞ」
私の腰のあたりが
ぞわぞわっとしたと思ったら、
うっ浮いてる!!
「ぎゃあーーーーーーー」
お姫様抱っこ?キョエーーー
「いちいち騒ぐな」
「う…お姫様抱っこは無理です!」
「じゃあこれならいいか?」
廣田くんの背中に背負われて見える視界は、
いつも見る目線よりも高くて、
たくさんのものが目に入ってくるようで、
ワクワクしてしまいました。