「隼人!」

…はっ!!
あの時の美人さんじゃありませんか!

「さつきさん…」

美人さんを呼ぶ廣田くんの声は、
愛おしく想う人に向けた声質。

「隼人!あのね…
あっ……
お友達と一緒だったんだね。ごめんごめん。
それじゃまたね隼人!」

たったった…
颯爽と美女さつき様が
その場から消えていった。