「で、ぶっちゃけ、涼介ってどうよ?」


どっとうよってーなんですかーー


「サッカー少年です」


「……そりゃ知っとるわ!」


「えっえっとーー…」


「はい湊の分のオムライスできたわよー。
で、涼くんと湊って知り合いだったの?」


きたーーーオムライス!
いっただきまーす。
パクッ!
うーんうまい!


「涼介と湊ちゃんは同じ高校」


味変わんないなー。
本当秋ちゃんオムライスサイコー〜!


「あら!いいじゃない、2人お似合いそうね」


「だろ?でもなー涼介、恋愛下手だからなー」


お肉も相変わらずプリプリ!
バターの風味もバッチリー!


「湊もね…さっきから、
オムライスに夢中で全く
私たちの会話聞こえてないし…
なかなか2人は進展しなそうね。」


「こーゆーとこ、ななみさんに似てるな…」


「そうなのよね。
食い意地はってるっていうか」


激ウマ!夜ご飯用に作ってもらおうかな。


「よし!やっぱ俺の出番だな」


「結婚しない、彼女もいないあんたが、
できることなんかないでしょうが。
だいたい、高校生の恋愛は自由に
楽しくやったらいいのよ!」

うう。もうオムライス食べ終えちゃう。
ううう。もっと食べたいー!


「姉貴に言われたくねぇし!」


「いーのよ私は、
結婚はしないって決めてんだから」