カランカラン…ドアが開く音がしたので
椅子から飛び降りて、お辞儀をしながら、

「いらっしゃいませーー」

と言って、お客さんの顔を見ると…
「あっ!」

びっくり!!なっなんで!

「ヒデさん?なんでここに!」

ヒデさんも覚えてくれていたのは
ちょっと嬉しい!
あんまり目立った顔じゃないから、
忘れられてるかと思った…

「え!?湊、ヒデと知り合いなの?」

びっくりしている秋ちゃんに説明をと…

「この間同級生の紹介で、ヒデさんのお店で
お好み焼き食べたの!」

あーなるほど!だという秋ちゃんの表情に
ホッとしたけれど、
んんん?

「美味しかったでしょ?
ヒデの作るお好み焼きは最高よねー。」

そか。なんで??知り合い??

「あのーーヒデさんと秋ちゃんは…」


「実はね、ヒデと私、兄弟なのよー!」


えええええーーー。兄弟って歳離れてない?
って、弟いたよね?

ん?ん?んんー?3人兄弟?


「姉貴!もっとちゃんと説明してあげないと、
この子頭爆発しそうだぞ」