そう言いながら、パソコンの隙間から顔を出す一花。

べつにそんなこと言わなくていいから、さっさと仕事しとけ。



「ええっ!一花こんな男がいいの!?やめときなって。うちがもっといい男探したげるから」


「おい、千香」



オレの突っ込みを無視して、何やら一花に助言する千香。

っとに面倒くせーなぁ。



「一花はオレに使われてんのが幸せなんだよ。放っとけ」


「そんなこと言って、一花に彼氏とかできたら一番ショック受けそー」




は? 一花に彼氏?




「ち、千香ちゃん。そんなことないよぉ〜。あたしに彼氏なんてできるわけないんだから」


「っとにな。一花に彼氏なんて似合わな過ぎて笑えるわ」




そう言うオレに、大翔と千香がニヤリと笑みを見せた。