二人に手伝われて、せっせとパソコンを打ち込む一花。
いい加減それくらい一人でやれなくてどーする。
別にオレはどうでもいいけど。
「あ、そういえば大翔。来週の委員長会議どーなってんの」
「木曜日の放課後で先生にはOKもらってる。各委員長にも伝達終了しといたよ」
「そっか。そんなら一花、資料配れる用意しとけよ」
「え、ぅあ…うん」
頼り無さげに返事する一花。
大丈夫かぁ?
でも責任とゆーものを与えないと、人は成長しねーからな。
「でもさぁ、なんでイッチーは一花を生徒会に入れたわけ?一花の性格的には絶対不釣り合いな仕事なのに。そんなに近くに置いときたいんだ」
「たしかにな。女の子には優し〜くしとかないと。いつか愛想つかされるぞイツキ」
「おいお前ら。オレは別に一花のことなんて…」
「違うよぉ、ヒロちゃん、千香ちゃん。いっちゃんはいつも優しいんだから」