「海咲!早く起きなさい!いつまで寝てるの!」
………眠い…
「みぃさぁきぃ??いい加減にしなさい!」
「ちょ!!寒い寒い!布団剥がないで!」
「朝ご飯出来てるわよ!あと咲月ちゃんも来てるわよ」
「……はぁい」
私は翡翠海咲、ゲームが好きな普通の高校1年生!
ちょっとばかし昨日もゲームしてて夜更しちゃった(汗)
この間入学式で学校にも慣れたからつい気が緩んじゃったかも(笑)
「海咲!早く!」
「はーい」
さっさと着替えて行かなくちゃ怒られちゃうな〜
「やっほーおはよー」
「ん、おはよ!」
挨拶をしてきたのは咲月、近藤咲月だ
彼女は私の幼馴染で明るい子なんだよね
「今日遅かったじゃん、またゲームして夜更しか?w」
「あ、バレた?(笑)ていうかまたってなんだ!またって(笑)」
「中学の頃からそうだったじゃんかw」
咲月とは小さい頃から一緒に居たからなんでも分かってるつもり。
咲月はちょっと派手な外見で疎遠されがちだけど、私は咲月の性格を知ってるから離れる事は無いと思う
「ほら、二人共学校行って来なさい?」
「「はーい」」
最近やっと慣れて来た通学路を通りながら話すのが私達の日常
「咲月は部活決めた?」
「いいや、まだかな。海咲は?」
まだなんだ、意外かも。中学の時はすぐに入ってたからね
「私もまだかな。咲月運動神経いいからバスケとか良いんじゃない?」
「バスケかぁ、あ、一緒に入る?」
「私は無理だよ〜運動苦手だし」
「そっかぁならしゃーなし!お互い頑張ろうな!」
「そうだね!あ、涼は何に入るか知ってる?」
「あー知らないかも」
「そっかぁならしょうがないね〜」
「おう!じゃあもう教室だから行くな」
「うん!じゃあね!」