此処は何処だろう。
私、南宇宙は真っ白な空間に
一人ポツンと立っていた。
そして、誰かが近寄ってきた。
?「私は地球の神様よ。
南宇宙さん、貴女は不運な事故により亡くなったわ。
そこで貴女に、救って欲しい世界があるからお願いしたいの。
だから転生してね。」
私は此処でどう過ごしていいかわからないので、適当に答えた。
宇宙「特にやる事ないからいいけど。
神様、お葬式のときに私の声で伝えて欲しい事があるの。
『今までありがとう。
皆のお陰で楽しく過ごせた。
いろいろ迷惑かけたし、泣いたり笑ったりした事は思い出として残っているよ。
もし悲しんでいるなら、手を取り合って
前に進んで欲しい。
前を向いて、希望を持って…
どんな壁に当たっても諦めないで。
宇宙の分まで一生懸命生きて。』
っていう事を。」
神「ありがとう。わかったわ。
貴女の向かう世界は、グライルというところよ。
貴女の名前は、天神佐久良で、天神家のお嬢様。
そのうち従者として、闇影誉がつくでしょう。
魔法もきちんと使えるわよ。
そうそう、貴女は転生するから。
とりあえず前世の記憶は残して、言語も文字も、世界の事も頭の中にデータとして組み込んでおくわね。
新たな世界へいってらっしゃい。」
神の話を聞いた後、意識がスゥっと
途切れていった。