端の方で関係のない先生や生徒が
驚いている。

どうやら、こういう激しい乱闘を
見るのが初めてだったみたいだ。




先生1「貴方がたは、どちら様ですか」


一人の先生が尋ねた。

その先生は元冒険者だったので、
こういうことはよくあったのだろう。

とても冷静に質問していた。



誉「我々は、十二天将。

此方の安倍晴明様の命令により参上
したのだ。

どうやらこの学園は、魔王軍の
支配下だったらしい。

この学園は世界最高峰の学園…
流石に壊すのも惜しい…

安倍晴明様、どうなさいますか?」




誉、私に言われてもね…
でもこれはコウザに任せるのが
一番いい気がするな…




佐久良「六合、理事長を貴方に
任せても構わないか?

〔念話〕《六合、我々は学生と
帝の仕事をやりながらは正直辛い…

君であれば、職員の仕事も
分かっていて安心なんだが…
頼まれてくれるか?

もちろん、担任はコウザとして
理事長は六合としてやって
もらうことになるがな……》」




六合「《そうですね…分かりました。

あと、ある程度の帝の皆さんは
通常の仕事に復帰するんですよね。

なら、飛び級の卒業の証をつくって
おきます。》


御意。理事長はこの六合が承ります。」




佐久良「ありがとう。
先生方も生徒の皆さんも安心して
学園生活を送ってくださいね。」




ふぅ…これで学園は大丈夫かな。



そして、今日は学園の生徒は
速やかに寮へ帰らされた。



そして、帝の私と誉以外は
飛び級ということで学園を卒業し
帝の仕事を行いに戻っていった。