敵1「此処か…
魔王様が一番危ない奴がいると
言っていた場所は…
気配で楽しめそうな奴が数人いるな」



敵2「皆、やっちまえ〜
あと、俺たちの仲間が学園内にも
潜んでいるのも忘れんなよ〜
お前達も戻ってこいよ」




スパイ「「「了解!」」」




佐久良「〔念話〕
《十二天将に告ぐ。
これから十二天将のコートで顔を
隠せ。これは正体がバレないためだ。

あと、学園内の無害な生徒を安全な
所へ誘導しつつ、捕縛していけ。

あとで彼らの処遇を決めなければ
ならないからな。

やむを得ないときは自分の判断で
決めろ。》」



十二天将「御意」




佐久良「さて、魔王の幹部が
此処で何もしなくていいんですか…?
……理事長先生…いや、黒川歩夢」




黒川「よくわかったね…。
南宇宙…いや、安倍晴明…。

君とは今すぐ戦ってみたいけど
これ以上の戦闘はこの人数では
難しいな…。」




私が周りを見ると、十二天将が
魔王軍を3分の2倒していた。


やっぱ十二天将は流石だと感じつつ
私は黒川と睨み合っていた。




黒川「どうやら魔王様から
撤退命令が出たみたいだ。

ふぅ…

通達する!魔王軍、撤退せよ。
これは魔王軍幹部で第一部隊隊長の
黒川歩夢の命令だ!


安倍晴明、この学園は好きに
するといい。

我が理事長となった理由は
魔王軍への引き抜きの為だったが
もう必要ないみたいだからな。

安倍晴明、また会うのを楽しみに
しているぞ。」




佐久良「私は会いたくないわ。」




黒川「ふっ、ではいずれ…。」



そうして魔王軍は撤退していった。