アレ?
私達四人以外、口が開いてポカーンと
している。

ふー…
佐久良「起きろ!『タライ落とし』」



私は、誉と慧、流乃以外にタライを
落として、意識を戻した。



火帝「マジで言ってるのか?
天使と悪魔が…神様?」


神…か…。
そう言われるのは嫌だな。



佐久良「神…と言われるのは仕方が
ないかもしれませんが、違います。
私達、れっきとした人間ですよ。

まぁ、先祖代々何かしらの能力は
ズバ抜けてるらしいですがね…。」




誉「いつも通りでお願いしますよ。
流石に、今まで仕事以外でタメ口だった
人達が敬語とかマジでないな…。」




帝達「なんか酷くね‼︎」




慧「まぁ、俺らが普通に会話できるのは、
佐久良が翻訳機能を付けてくれたから。
だから普通に話してるけど、
尊敬してるんだぞ。」



流乃「まぁ、元々は南宇宙だったから
そのままなんだよ…心はね…。」




流乃さん何言っちゃってくれてんのさ‼︎




誉「佐久良様、どういう…」



少し内容変えなきゃな…
この世界の人間ではないことがバレる…




佐久良「そうだね…
あの日、10歳までの記憶を私は
なくしているでしょう。

誉と話している時、前世だけの記憶を
思い出したの。
その名が南宇宙。
前世で、流乃は親友…慧は恋人。
だから、彼らの言語は翻訳できたから…」



誉「そうでしたか…。」