魔王の復活により、帝会議が行われた。
帝会議では、

『もし、予言通りに異世界召喚が行われるのであれば、
《全帝、天帝ならびに全ての帝の権限により、
異世界召喚を行った者、たとえ国王であろうと
この世界の表舞台から姿を消させる》』

という事が決められた。
(帝・十二天将は国王より権限が強く、
天神、闇影家以外に命令することが可能)




国王は権力を持つ者達を招集し、異世界召喚について話した。

勇者1人召喚するのに1人の命が犠牲になると
知っている国王は
『第三皇女と第四皇子を犠牲とし、召喚する』
と言っている。


自分の子を犠牲とする事を王はなんとも思っていない気がする。

第一王子が反対しても、絶対に執り行うと
言っているのだ。


これは、異世界召喚は避けられない状況だ。

まぁ召喚したら、王は退位…第一王子が
王に就任する…だな。



王には、世界一の牢獄にでも行ってもらうと
しましょう。他人の命を犠牲にするなんて、
あってはならない事だもん。




そして、異世界召喚の日がやってきた。