呆れながらも、胸が高鳴っている…と言うのは私だけの秘密
照れるし? 何か嫌じゃない? 認めたくないっていうか…
今まで幼馴染みだったと言うだけに、素直になれない私がいた
そりゃあ、恋人の関係になれて嬉しいけど、どう対応して良いか分かんないしっ
「いらっしゃーい♪
ゆっくりしていってね?」
あのお母さん…そこまで上目使いしなくたって…
そんなお母さんにも(いつもの事なんだけど) しっかりと微笑み、ありがとうございます とおれいをいっている
こころなしか、奏太の顔色が悪いような気がして、下からのぞきこんだ
「七菜乃、、、?
どした?」
あどけないかわいい笑顔は、やっぱりいつもの奏太
「ん、ううん‼何でもない」
「ゴメンな、急に
でも、七菜乃といちゃつけるから俺は嬉しい」
顔を真っ赤に染めて、言う奏太は…お世辞抜きでカッコいい