「店員さ~ん。今度どっか行きません?2人きりで」







ピクッ







囲んでる女性の中から声が聞こえてくる。









気を紛らわせようと、パンを選んでるつもりなのにどうしても耳に入ってきちゃう・・・







(あーやって素直に言えるのは羨ましいけどな・・・)







一人の女性があとを追うように付きまといながら話しかけてるのに対し、







佐々木さんは当たり前のように、遠慮しときます。と繰り返す








そうだよね・・・そりゃ断るよね。仕事中だもの











でもね、どうしても不安になってしまう・・・。









「今からでもいいし、抜け出しちゃいましょーよ!


そういえば、店員さん彼女いるんですか?」