男女でバラバラに帰った。
私は身が軽いけどね。



「ハーッ。年明けかぁ」

「早いね」



桃華ちゃんと梨花が背伸びをした。

私は手を温めながら、白い息を
吐く。



「あんちゃーん」

「ん?」

「2人から告白って何なのぉ⁉︎」



桃華ちゃん、いつも唐突だな…
って、2人?



「ねぇ、梨花?」

「どうかな。私はあいつがいるし」

「そっか。なるほど。あんちゃん、今はどうなん?」



それから…聞きますか。



だよね。女の子しかいないんだ。