私たち6人並び、合掌する。

私も手を合わせて、一礼した。



幸せな恋を。そう祈るしかなくて。健康もあったのに…浮かばない。



いろいろ考えていて、戻らないと「早く」とユウくんが叫んだ。



ごめん。ってつぶやき、願った。





____みんなにたくさんの幸せを。





「ねぇ、杏菜?」

「ハイハイ」





そしてラーメン屋に行くことに。
歩くには時間がかかる。





「髙田、大丈夫か?」

「うん。大丈夫」