目を輝かせた梨花がサーっと溶け込んで行った。



「いらっしゃーい!メリークリスマス♫ほら、座りなー」



いつもの制服姿が見慣れているからか、私は圧倒された。



「やっほー!」



そこへは、オールバックにした聖也が
私たちへと笑いかけて来た。



「2人ともお疲れー!楽しんで行ってよ!」


「その為に来たの。これで全員?」


「うん。何人かは遅れるって」



私は聖也と梨花の話をよそに、
辺りを見渡していた。


やっぱりいない。細川クンいないよ。
嘘かな…