梨花から香水を貰うことを約束してるところ、



「あ、ここなのよ〜」




梨花が店を見つけた。その入り口には《a more》という看板があった。
会場。



「ここね、聖也のご両親が経営してんだよ」


「マジ?聖也の家、すごいね」


「私も最近まで知らなかった」



梨花は家の前に歩きだす。
私は後ろをついて行った。



お店の中から笑い声がする。
ドキドキしてくると、梨花が立ち止った。



「凄すぎない」


「う、うん。お客さんは迷惑じゃないのかなぁ?」


「いいじゃん?みんな楽しんでるよ」