──チュンチュン、チュン




「夏稀、おはよ」






小鳥と好きな人の声で目覚めたあたしはの気分は、とてもいい。






「おはよ、優人」






そう言ってあたしは、優人にキスをした。




あたし達は別に付き合ってるわけではない。


だから、好きな人とこの微妙な関係を続けるのは正直言って辛い。




愛のない行為はあたしを苦しめるだけ。


でも、それ以上ににあたしを苦しめるものがある。