「まず誕生日当日、
朝8時に地獄門まで一人でくるんだ。


そうすれば私の召し使いたちがたくさんいるから。」


「うん。」


「そして、
私の召し使いがココアに変な巻物を渡すから、
それを読み上げるんだ。」


「その巻物には何が?」


「地獄での決まり事をいくつかね。」


「なぁんだ。
つまんないの。」


「ははっ。


私も若いときはそう思ったものだよ。」