その言葉で、
全てが元どおりになり、

本当に全てが終わった。

「俺は伊木を、
保健室に寝かしてくる。

お前はどうする?」

今すべてを思い返すと、
何を見せられていたんだろうと

不思議な感覚にさいなまれる。

「おい、大丈夫か…?」

そして私はその時思った。


「私…もっとこの事知りたい」

「は…?」