ゆっくりとドアを開けて、

「しっつれいしまぁーす。」

と、小さな声で言って、
目の前の空いてる席に座った。

「全員揃った様だね。」

と話し出したのは、
現会長の佐野 翠先輩。

爽やかな塩がお男子!

『やっぱりイケメンだわぁ〜』

「改めて、立候補ありがとう。
えぇ現会長の佐野だ。

交代しても生徒会には
ちょくちょく、
顔を出すつもりでいるよ。」

『生徒会になったら、
先輩と付き合えるかも!?』

そんな高望みする性格では
ないがその時、

調子に乗っている私は、

会長の話を聞きながら、
そんな事を考えていた。