「学年1位なんですよね…?」

「学年1位?何それ?」

こいつは馬鹿なのか?

バカなのか?大バカなのか!?

「ねぇ、絢馬さん。
あんた…

《曇り1つ無い心》とか
言ってたけど、そんなもの…

本当にあると思ってんの?」

お前はまた何を言い出すんだと
私は頭の中で突っ込んだ。

「無いだろうね。」

けど、同時にそう思い、
そう答えた。

「へぇ〜じゃあ、
魔法使いはいると思う?」

その質問を聞いてもうキレた。

私の怒りという怒りの血管が、
キレた。