「ほんとだよ!
今日もね、皐月ったらみんなの前で公言してたよ!」

…え!?

「ど、どういうことっ?」

「男子がね、皐月に彼女いるかって聞いたの。
そしたら堂々と『優雨と付き合ってる』って言ってたよ」

うんうんっと頷く結奈ちゃんに

かーっと顔が赤くなる。

『優雨と付き合ってる』?

…『優雨』…

ってそこじゃない!

「ほ、ほんとに?」

「うん!
それに私と皐月はないわ〜、そりゃ仲はいいけどそれって姉と弟みたいな感じだし…「兄と妹だろ」