翌日。

私は約束のレストランで佐伯君を待っていた。

「お待たせしましたっ!すいません、待ちましたか?」

相当走ってきたのだろう。

汗を少しかいていてはぁはぁと呼吸を荒げている。

「大丈夫よ?全然待ってないわ。」

そう言うと少し笑みを浮かべた。

そして呼吸を整えながら話始めた。

「三国さん…お話というのは、」