れいちゃんは新しい生活に向け綺麗な状態で部屋の一角に飾ってあった真新しい制服を身に纏い家を出た。

いつもと違う道を通ることで高校生へとなることを実感していた。


そして、入学式が始まった。

れいちゃんは制服の袖を少し長めに取り繕っていた。

タトゥーを隠すためだ。


決してこのタトゥーが嫌なわけではなかったが幼い頃からこのタトゥーで何かと苦労をしていた。


友達ができないことが嫌だったれいちゃんはこのタトゥーを隠さなければと思いそうしていた。