そんな僕にとって幸せな日々が続いていていたある日、隣の席の女の子たちがれいちゃんと森田先輩が付き合っているという話をしていた。


僕は必死に考えた。


森田先輩は二学年の先輩で背が高く優しくて格好いい。欠点が見つからないような人。


僕も1度先生に雑用を頼まれていたときに僕が運んでいた段ボールを半分運んでくれたことがある。

それから僕は密かに森田先輩に憧れていた。