ショックだったのか呆然としている四人。





「もうっ怜夜様恥ずかしいです」





「いいだろ別に。減るもんじゃねぇし」






「そういう問題ではありません」





プクっと頬を膨らませているとブーっと人差し指で空気を抜く怜夜様。






人前でキスなんて恥ずかしいです。




全く……




でも、こうやって怜夜様との時間を過ごせる事が何よりも嬉しい。





「ふふっ」





「どうしたんだ?姫奈」





「なんでもありません」






「姫奈!お兄ちゃんはそんな事許しません!」





腰に手を当てて仁王立ちするお兄様。