「祐、ありがとうって何度伝えても足りないけれどあのとき、私に結婚しようって言ってくれてありがとう。そして、私と結婚してくれて・・・」
「ちょっと待って。俺から言わせてほしい。葵、俺と結婚してくれてありがとう。そして二度も偽装結婚に付き合ってくれてありがとう」
「ううん、私こそ偽装結婚にしてくれてありがとう。もちろん、祐を好きな気持ちは変わらないけれどあのまま結婚してたらきっと・・・」
「俺も、あのまま結婚してたらきっと後悔してたよ。あのときはばあちゃんのこともあったけど、葵を早く自分のものにしたかった。あいつがもし、戻ってきたらどうしようって」
「あいつ?」
「あいつだよ。お前の元カレ」
「浩?!浩のことなんてまったく何とも思ってないよ。それに会うこともないだろうし」
まさか、浩の名前が出てくるとは思わなかった。お金は悔しいけど今更、会いたいとも思わないし、よりを戻すつもりなんてさらさらない。
「・・・最低な奴だけど、一度は結婚を意識した相手だろ?それだけ好きだった相手なんだからそいつがもし、釈放されてお前のところに来たらと思うと早く結婚したくてしょうがなかった」
「あり得ないよ、そんなの。確かに結婚しようとはしてたけど、今、思えば本当『結婚』の言葉に踊らされてただけだと思う。未練は全くないよ」
「ああ。今なら負ける気がしない。なんせあんな風にテレビで告白してくれるんだからな」
「はっ?えっ?ま、まさか・・・」
「ちょっと待って。俺から言わせてほしい。葵、俺と結婚してくれてありがとう。そして二度も偽装結婚に付き合ってくれてありがとう」
「ううん、私こそ偽装結婚にしてくれてありがとう。もちろん、祐を好きな気持ちは変わらないけれどあのまま結婚してたらきっと・・・」
「俺も、あのまま結婚してたらきっと後悔してたよ。あのときはばあちゃんのこともあったけど、葵を早く自分のものにしたかった。あいつがもし、戻ってきたらどうしようって」
「あいつ?」
「あいつだよ。お前の元カレ」
「浩?!浩のことなんてまったく何とも思ってないよ。それに会うこともないだろうし」
まさか、浩の名前が出てくるとは思わなかった。お金は悔しいけど今更、会いたいとも思わないし、よりを戻すつもりなんてさらさらない。
「・・・最低な奴だけど、一度は結婚を意識した相手だろ?それだけ好きだった相手なんだからそいつがもし、釈放されてお前のところに来たらと思うと早く結婚したくてしょうがなかった」
「あり得ないよ、そんなの。確かに結婚しようとはしてたけど、今、思えば本当『結婚』の言葉に踊らされてただけだと思う。未練は全くないよ」
「ああ。今なら負ける気がしない。なんせあんな風にテレビで告白してくれるんだからな」
「はっ?えっ?ま、まさか・・・」