「おっ?なんだ?なんかが違うぞ」
会社に二人、手を繋いで入って行った。まだ誰も来ていないと思ったのに、社長はもう出勤していて、私たちを交互に見ては驚いている。
「なんですか?夫婦なんだから手を繋いで出勤してもいいですよね?別に社内恋愛禁止でもないですし、変なキャッチコピー考えるくらいですから」
「ん?さてはお前ら・・・」
「ストーップ!ここは会社ですよ。ゲスな発言はやめて下さい」
「いいだろ?誰もいないんだから。そうか、お前らとうとう、そうか。で、優木どうだ?少しは気分晴れたのか?」
「・・・はい。もう大丈夫です」
来客室には社長の隣に優木くん。向かい合わせで私と柳くんが座った。今から柳くんと私の話を聞いて今回の件についてどう収めるかを話し合う。
私の思いとは違って柳くんの態度はまるで最初に戻ったみたいでそれが逆にこの件に繋がっているみたいな気がした。
「俺は、絶対に連絡しました。メモ書きだって確実に篠宮さんの机の上に置きました。間違いありません」
「柳、そのメモはどんなメモだったか覚えてるか?」
「・・・黄色い付箋です」
「私はそんなもの貰った覚えありません」
「証拠隠滅したんじゃないんですか?俺に全部なすり付けるために」
会社に二人、手を繋いで入って行った。まだ誰も来ていないと思ったのに、社長はもう出勤していて、私たちを交互に見ては驚いている。
「なんですか?夫婦なんだから手を繋いで出勤してもいいですよね?別に社内恋愛禁止でもないですし、変なキャッチコピー考えるくらいですから」
「ん?さてはお前ら・・・」
「ストーップ!ここは会社ですよ。ゲスな発言はやめて下さい」
「いいだろ?誰もいないんだから。そうか、お前らとうとう、そうか。で、優木どうだ?少しは気分晴れたのか?」
「・・・はい。もう大丈夫です」
来客室には社長の隣に優木くん。向かい合わせで私と柳くんが座った。今から柳くんと私の話を聞いて今回の件についてどう収めるかを話し合う。
私の思いとは違って柳くんの態度はまるで最初に戻ったみたいでそれが逆にこの件に繋がっているみたいな気がした。
「俺は、絶対に連絡しました。メモ書きだって確実に篠宮さんの机の上に置きました。間違いありません」
「柳、そのメモはどんなメモだったか覚えてるか?」
「・・・黄色い付箋です」
「私はそんなもの貰った覚えありません」
「証拠隠滅したんじゃないんですか?俺に全部なすり付けるために」