先生からの紹介が終わって俺の隣に座る彩。


こういう時に窓際の席で良かったな、とか思ってなくもなかったり。


「え、と
憐斗くん?よろしくねっ」

「うん、よろしく」


へへっ、と笑いながら俺に話しかけてきた彩。


名前を覚えてくれてたことに少し感動。


「え、なになに
憐斗と彩ちゃんて知り合い?」


こういう時に空気を読めないのが圭。

うん、いい仕事してるよ、一生恨むけどな。


「あっと、朝、送ってくれて‥‥

よろしくね、えーと」


「瀬戸田圭」

「私は三輪麗奈-レイナ-っていうの
よろしくね、彩ちゃん」


圭の自己紹介と被せて自己紹介したのは、彩の前の席の三輪。

クラスの中で仲のいい女子。