「いやー嬉しいねー
憐斗がこんな時間なくるなんて

ママもう感動して泣いちゃいそう!」


「お前は誰だよ」


席に着くなり話しかけてきたのは親友の圭-ケイ-。


「ノリわりーなぁ」

「HR始まるから前向け」

「うわぁ
憐斗が優等生だわぁないわぁ」

「へーへー」


そこまで言った時にタイミングよく担任が入ってきた。


「えー、今日は前から言ってた転入生を紹介します

どうぞ」


入ってきたのはもちろん彩。


「前原彩です」


よろしくおねがいします、と言いながらお辞儀をする。

今頃純太悔しがってるだろうな。