「ほー、同い年なのか

同じクラスだといいなっ
と言っても確率は2分の1しかねーけどなっ」


彩が来ることを知らなかったこいつは俺と違うクラス。

つまり、純太のクラスに彩は行かない。

ざまぁ。


「え?2分の1?」

「そーそー、ここド田舎だからさ
クラスが二つしかねーの

一応公立だぞ?しかも高校
たしかここしか高校ないんだよなー

な、憐斗?」

「‥‥おー」


そっかー、なんて言いながら指を顎に当てて考え事の仕草をする彩。


‥‥きっと前の学校思い出してんだろうな。