「そっかぁ

同じクラスだといいな」


同じクラスだと分かってても言ってしまう俺はたぶん馬鹿。

でもまぁ彩は知らないわけだからいいのか?


「れーんとっ」

「おっふ

バカ、今内蔵飛び出る所だっただろ!」


そこまで考えてたところで急に飛びついて来たこれ。



「憐斗がこの時間にいるなんて珍しいじゃん

あれ、その子は?」



よろしくー、なんて言いながら彩と握手するこれ。

親友の純太-ジュンタ-。


「前原彩っていいます」

「へぇ、転入生?

可愛いねー」


さり気なく俺と彩の間に入りながら会話を進める純太。