ーーーキーンコーン…



チャイムが鳴ると同時に担任は言った




「今日からお前らと青春を過ごす!
よろしくな!以上!解散!」



青春……か。


恋なんか……するのかな…?





ドンッ



「まーーーーーーゆっ‼︎」



後ろから抱きついてきたのは優。


びっくりした。またさっきの黒髪男子かと…




「ちょっと聞いてんのっ⁇まゆっ‼︎」



「えっ!ごめん。全然聞いてなかった…」



「もー。だーーかーーらぁーー!
さっきなんかイケメン君と話してたじゃん⁈
なに話してたのよっ♪」



……


なんだ、そんなこと。


イケメンってまた平沢俊哉のことだろうか。




「私、平沢俊哉とは話してな…」



………



え?



「おい。」



………



は?


目の前にはあの平沢俊哉。


な、なに?なんで?


わたしに何の用なの?


「えっ!ちょっと麻友!
いつのまに俊哉くんと話すようになったの⁈」




「優ちが、これはね…」



「へぇーそうだったんだ。いいじゃん♪
楽しみなよっ!じゃーねっ☆」



「ちょっと!優!ってばぁ…」



優は勘違いしてるよ……


話し最後まで聞いてなかったし…


もう……なんなの……今日は。