爽音が近づいてくる。

とどまる気配がない。

「ちょっと!!」

後退りする。

―ダダダダダダダッ

「真白っ!!」

「きゃっ!!」

爽音が私に飛び付いて、後ろの飛鳥に寄りかかる。

「ごめんね・・・あたしっ・・・真白のこと不安にさせたね」

「あたし、年下論外だから・・・」

ボソッと呟いた。

「真白・・・似合ってるよ♪」

爽音が起き上がり、首元のネックレスを見る。

「ありがと・・・」

「よしっ!浮気疑惑もはれたことで、邪魔者は消えます♪」

私を解放して、店から出て行った。