「ちょっ・・仁くん!どこ行くの?」

そんな私の質問を無視し近くのショッピングセンターに入る。

自動販売機がたくさん並んだところに着くと私の手を離した。

「飛鳥となんかあったしょ?」

「なんでもないよ?」

「じゃあなんで元気ないの?真白ちゃんも飛鳥も」

仁くんから目線を外した。

「・・・聞いて・・・・くれる?」

誰かに聞いて欲しかったんだ・・・

誰でもよかった・・・

もう・・・。いやだ。


仁くんに全て話した。

昨日見たこと、思ったこと全て。