「仁くん!」

「あっ真白ちゃん!」

仁くんのところに駆け寄った。

「真白ちゃんさ、今日何の日かわかる?」

やっぱり今日何かあるんだ・・・

「・・・・?」

「やっぱり・・・。飛鳥からお誘い受けなかった?」

「受けたよ。今日、空いてる?って。でも、仁くんと約束してたから」

「ふーん・・・」

また、何かを見透かす目をする。

「一緒に帰ろっか?」

仁くんが私の手を引いた。

「うん・・・」

そのまま学校を出た。